戸建ての中古物件を購入する場合、すでにリノベーション済みの物件を購入するほか、購入後にリノベーションする方法もあります。
こちらでは、中古物件購入後にリノベーションを希望する方へ、リノベーションの流れや、必要な期間について紹介します。また、リノベーション会社の選び方も紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
戸建ての中古物件をリノベーションする流れ
戸建ての中古物件を購入してリノベーションする場合、不動産会社・リノベーション会社・ローンを組む金融機関の3社とのやり取りが必要です。
中古物件の購入からリノベーションまでの流れは、以下のとおりです。
1.中古物件探し
まずは不動産会社に相談して、中古物件を探します。リフォームやリノベーションについて相談できる不動産会社もいるため、購入後にリフォームを考えていることを伝えて、物件を探していきましょう。
また、リノベーション会社を先に決めてから物件を探すことも可能です。
2.中古物件選び・住宅ローン選び
不動産会社が紹介してくれた中古物件を見学し、購入する物件を選びます。戸建てを購入する場合は、リノベーションにどのくらいの費用がかかるのかも相談しながら選ぶのがおすすめです。
さらに、中古物件選びと並行して、住宅ローン選びにも着手しましょう。
3.物件購入
気に入った中古物件があれば、売買契約や住宅ローン契約を行って購入します。
4.リノベーションの企画・施工
中古物件の購入が済んだら、リノベーション会社とも契約し、現地調査・プラン提案・見積りなどを経て工事に入ります。リノベーションが無事完了したら、入居して一連の流れが完了となります。
戸建てのリノベーションにかかる一般的な期間は?
戸建てのフルリノベーションの場合、規模によっても異なりますが工期は2ヵ月~3ヵ月ほどかかるのが一般的です。しかし、中古物件を探して購入するところから始める場合は半年以上かかることも多く、施工完了まで半年程度を目安にするのがおすすめです。
また、工程別の期間は以下が目安になります。
- 物件選びから物件購入まで:約1ヵ月
- ローン審査:約1ヵ月
- リノベーションの工事:約2ヵ月~3ヵ月
希望の物件が見つからない、住宅ローンが通らない、設計プランが決まらない、工事が進まないなど、様々な理由で完成までに時間がかかるケースもあります。
そのため、できるだけ早めに着手して、余裕を持ったスケジュールで進めるようにしましょう。
戸建てのリノベーション業者を選ぶポイント
戸建てのリノベーションを依頼する際は、以下のポイントを意識して業者を選んでみてください。
リノベーション会社の得意分野
リノベーション会社は数多くあり、それぞれ得意分野があります。デザイン性、耐震設計、水回り改修など、強みが異なります。
自分のリノベーションに関する希望をまとめて、それを実現してくれる会社を選びましょう。
実績が豊富か
ホームページなどで実績もチェックしましょう。自分の理想に近い仕上がりの施工例があると、依頼しやすくなります。また、工事の内容はもちろん、対象物件の築年数・費用・平米数なども確認しておくのがおすすめです。
丁寧なプランニングをしてくれるか
自分が出せる予算で、いかに理想の住宅に仕上げてくれるかが重要なポイントです。要望を細かく聞いて様々な提案をしてくれる会社だと安心して依頼できます。
さいたま市周辺で中古物件のリノベーション会社をお探しでしたら、ぜひ株式会社Signgroupへお任せください。戸建て住宅や店舗のリノベーション工事に対応しており、使い勝手とデザイン性を両立させたご提案が可能です。施工事例も掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
リノベーションに適した中古物件(戸建て)の特徴
中古物件のなかでも、リノベーションに向いている物件があります。リノベーションを前提に戸建ての中古物件を購入するのであれば、以下のポイントもチェックしてみてください。
現在の耐震基準を満たしているかどうか
リノベーションした戸建ては、この先数十年住むことが考えられます。そのため耐震性はとても重要なポイントです。築年数が経っている戸建てだと、現在の耐震基準を満たしておらず、追加工事が必要になる可能性があります。
1981年10月以降に建てられた戸建てであれば新耐震基準をクリアしている可能性が高いため、一つの目安にしてください。
リノベーションできる範囲
中古物件によっては、工事の内容に制約があります。構造上柱や壁を動かせない、法的な理由でリノベーションできないといった中古物件もあるため、事前にチェックしましょう。
戸建てのリノベーションにおける注意点
戸建てのリノベーションで具体的に注意すべきポイントをご紹介します。
間取りを変更しやすい構造か
戸建ては、構造によってリノベーションの向き・不向きがあります。
木造住宅に多い「木造軸組工法」は、柱で支える構造のため間取り変更がしやすく、リノベーションに向いています。しかし2×4(ツー・バイ・フォー)工法は壊せない壁があり、間取り変更が難しい場合があります。
リノベーションで戸建ての間取り変更が必要な場合は、あらかじめ構造を確認しておきましょう。
断熱材が入っているか
古い中古物件には断熱材が入っていない場合があり、暑さや寒さを感じやすくなります。リノベーションでは断熱材を入れ、ガラスやサッシなども機能性の高いものに交換すると、冷暖房が効きやすくなり快適です。
再建築不可物件ではないか
再建築不可物件とは、今の建物を壊して新たな建物を建てることができない物件のことです。再建築不可物件でも、建築確認申請が不要な範囲のリノベーションは可能です。しかし、利用できる住宅ローンが限られている場合があるため注意が必要です。